2021年10月のブログ記事一覧

体を温める食品

己斐の山にある薬局です!

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

 

つい先日までは気温30℃近くの残暑で冷房を使用しており、

冬なんてこないのかと思っていましたが、10月中旬頃より急に朝晩の冷え込みが強くなりましたね。

急激な気温の変化で体調崩されていないでしょうか?

 

 

 

一般的に、気温・湿度が下がると細菌・ウイルスなどによる感染リスクも高まると考えられています。

新型コロナウイルス感染症、そして季節性インフルエンザなど、基本的な手洗い・うがいなど

引き続き感染予防を実施し元気にお過ごしください!

 

さて、今回は寒くなるこれからの時期の「体を温める食品」についてご紹介したいと思います。

冷え性の方、これからの季節特に辛くなりますよね。少しでも参考になれば幸いです。

 

ただ、冷え性の改善には「これだけ食べれば大丈夫!」というものはありません。

 

バランス良く食べ(特に筋肉を作るタンパク質は大事!)

適度に運動し、筋肉をつけ

よく寝る事が一番です(^^)b

 

 

      

(10月9日は熟睡の日だったそうです)  

 

 

 

 

体の熱を生み出すのは筋肉ですので、

筋肉の元であるタンパク質をしっかり摂って運動で刺激し、

睡眠で筋肉を回復・成長させる

というサイクルが大切という事です 。

 

なので、あまり神経質に食材にこだわる必要はありません。

 

 

 

●東洋医学に基づく五性

 

 東洋医学では、五行理論というものに基づき食べ物の性質を経験的に5つに分類しています。

 (「経験的に」なので明確な分類があるわけではなく、

書物などにより同じ食品でも分類が違ったりする事もあります) 

 

 ・熱性:体を温める作用が強く興奮作用がある

 ・温性:体を温める

 ・平性:熱に関する体への影響は少ない

 ・涼性:体を冷やす作用がある

 ・冷性:体を冷やす作用が強く、鎮静・消炎作用がある

 

 

 

 

 

 ・熱性に属する食品の一例

唐辛子,山椒,故障,乾姜(しょうがを蒸してから乾燥させたもの) など

 

 ・温性に属する食品の一例

鶏肉,たら,ぶり,生姜(生でも乾燥させたものでも),にんにく,かぼちゃ,大根 などなど

 

寒い地方が原産の物や葉物は体を冷やし暖かい地方の物や根菜は体を温めると言われます。

 

また、動物性食品の多くは体を温める作用があると言われます。

例えば、寒い時期に生野菜サラダを山ほど食べると体が冷えますので、温野菜にしたり根菜スープなどが良いかもしれませんね。

冬の時期の鍋はおいしいし温性食品もたっぷりだし最高ですね。

 

 

 

繰り返しになりますが、あまり神経質にこだわりすぎる必要はありませんので

旬のものをおいしくバランスよく食べ、適度に運動して、よく寝る事が一番です。

冷えが気になる時はちょっとだけ、取り入れてみて元気にお過ごしください。

 

それではまた!!

漢方薬について

こんにちは。けごや薬局です。

気温がぐんっと下がって秋らしくなってきましたね 🙂 

 

今回はドラッグストアなどでもよく見かける「漢方薬」について
お話させていただきます。

 

 

 

【漢方薬とは】

 

漢方薬は、植物・動物・鉱物などの生薬を組み合わせて作られる治療薬です。
漢方薬に使用している生薬は、食品として利用されている物も多くあります。

様々な症状を改善するために、これらの生薬をどのように組み合わせて服用すれば効果的か、
経験の中からまとめ、体系づけたのが漢方薬です。
医療用では、148品目が医薬品として保険の適用が認められています。

 

 

 

 

【処方される漢方薬とお店で買える漢方薬の違い】

 

どちらも含まれる生薬成分は同じです。
医療用漢方製剤が医師の診察に基づいて選ばれるのに対し、

ドラッグストアなどで売っている一般用漢方製剤は、
服用者自身で選び、購入することができます。

一般用漢方製剤は安全性を考慮して、1日の服用量中成分量が少ない場合があります。

 

 

【病院でもらっている漢方薬を購入するには】

 

医療機関を受診して処方される医薬品は、
原則的に医師の診断が必要になりますので、医療機関を受診してください。

同一処方で、成分量が少ない一般用医薬品の漢方薬は、
ドラッグストアなどで購入することができます。

 

 

【効き目が感じられない場合は、飲む量を増やして良い?】

 

「用法・用量」に従って服用してください。

効き目がないからといって、服用量を増やさないでください。
効果が強く出すぎてしまったり、副作用が出やすくなる可能性があります。

 

 

 

 

【漢方薬の副作用について】

 

「漢方薬に副作用はない」というイメージがありますが、副作用が全くないとは言えません。

生薬のなかで、副作用の反応を起こしやすいものを挙げると、以下のようになります。

 

 

●八味地黄丸・桂枝加苓朮附湯など●

 

注意したい副作用 → 熱感・ほてり・発汗・しびれ など

 

●桃核承気湯・防風通聖散・大黄甘草湯など●

注意したい副作用 → 腹痛・下痢・食欲不振 など

 

●葛根湯・麻黄湯・麻杏甘石湯・小青竜湯など●

注意したい副作用 → 食欲不振・多汗・不眠・動悸 など

 

 

 

 

【何時頃を目安に服用するのが適切?】

 
漢方薬は一般的には、食前食間(食事と食事の間のことで食後2時間くらい)

の空腹時が効果的です。

どうしても空腹時に飲めない場合は食後でも大丈夫です。

 

【水で飲むよりもお湯に溶かして飲んだ方が良い?】

漢方薬をお湯に溶かして飲むと、漢方特有の味や香りを
十分に味わいながら服用することができます。

それが、刺激となって、薬の効果を高めることもあります。
また、より吸収されやすく、効く場所に早く届くようにするためにも、
漢方薬はお湯に溶かして飲むことをお勧めします。

 

 

【漢方薬を服用しても症状が改善しない場合】

漢方薬は、体質や症状などによって、合う・合わないがあります。
症状が良くならない場合は、薬が合ってない可能性がありますので、
医師または薬剤師にご相談ください。

 

 

インフルエンザ患者数の激減

 こんにちは😃

 くれ本通薬局です。

 

 まだまだ昼間は暑い日が続いていますが、朝夕と涼しくなってきましたね。

 

 現状、緊急事態宣言の効果もあってか、コロナウイルスの感染者数が大幅に減ってきています。

 このまま落ち着いてくれることを願うばかりです・・・

 

 しかし、そうこう言っているうちにインフルエンザにも気を付けなければいけない季節になってきました。

 10月よりインフルエンザワクチンの接種も始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ネットなどでは今年のインフルエンザは大流行するのではないかという記事を目にします。

 

 根拠としては昨年インフルエンザ患者が激減したため社会全体の集団免疫が形成されていないという観点からだそうです。

 

 大流行させないためには個人個人がインフルエンザワクチンを打ったほうが安心かもしれませんね。

 

 

 では、昨年どれくらいインフルエンザ患者が少なかったか厚生労働省のデータを基に過去5年間の患者報告数を見ていきたいと思います。

 

年度 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
報告数 1,751,970 1,614,999 1,898,941 1,876,083 563,487

 

(・報告数:全国約5,000か所の定点医療機関においてインフルエンザと診断された患者数)

(・2020年及び2021年は暫定値)

(参考:厚生労働省HP インフルエンザの発生状況) 

 

 昨年2020年は直近4年間の約3分の1程度という感染者数だったようです。

 

 また、2021年は1月1日から10月3日までのデータまでしか出ていませんが、

 他の年の同じ期間(1月1日から10月3日)で見てみると

 

年度 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
報告数 1,585,446 1,370,522 1,763,404 1,451,654 562,914 755

 

 集計数を間違えているのではないかと思うくらい圧倒的に少ないです。

 

 ここからは推測ですが、やはりコロナウイルスへの国全体の取り組みがインフルエンザ予防にも繋がったのではないでしょうか?

 

 国民一人一人がうがい、手洗い、アルコール消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスなどを行うことで様々な感染症に効果的だと思います。

 

 なんといっても昨年から今年にかけてのインフルエンザ感染者数、現在のコロナウイルス感染者数がその効果を物語っていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後も健康で暮らしていくために油断せずコロナウイルス、インフルエンザの予防を徹底していきましょう。