2022年7月のブログ記事一覧

昔は薬だった・・・?

こんにちは 🙂 

 

ABC薬局です。

 

今年の梅雨は一瞬で開けてしまいましたね!!

 

 

 

 

毎日暑くてお風呂上がりのコーラが日課になってきました。

 

 

ところで皆様、コーラが昔は薬だったという事はご存知でしょうか?

 

 

 

コカ・コーラの開発者ジョン・ペンバートンは薬剤師で

 

コカインの成分が含まれているコカの葉とコーラの種子をワインに溶かし込んだ

 

「コカ・コーラ」を開発しました。

 

アルコールとコカインが組み合わさることで、うつ状態を改善し

 

活力を与える薬として人気商品となりました。

 

その後、コカインが入っていることへの消費者の不安感が高まり

 

コカ・コーラからコカインが除去されました。

 

もちろん現在のコーラには、コカインは含まれていません。

 

現在はコカインの代わりとしてカフェインが含まれています。

 

 

コカ・コーラとともに人気のペプシコーラも開発したのは薬剤師のキャレブ・ブラッドハムで

 

消化酵素ペプシンとコーラの種子を含んだペプシ・コーラを開発しました。

 

消化酵素を含むことから消化不良治療薬として使われていました。

 

こちらも現在はペプシンは含まれていません。

 

ちなみにコーラの種子は、コーラ・ナッツと呼ばれ

 

噛むと強い渋味を感じるものの一時的に空腹感を紛らわせることが出来るため

 

少しずつ噛み砕いて楽しむ嗜好品としてアフリカ西部で用いられたそうです。

 

(現在のコーラにはコーラの種子は含んでいません)

 

 

 

 

 

当時は共に薬局で販売されていたそうですよ。

 

 

 

現代では、コーラは砂糖が大量に使われるた

 

糖分+水分の効果でエネルギーを手軽に補給できるほか

 

カフェインが頭痛を緩和してくれるといわれているようです。

 

さらに炭酸には胃の働きを活発にしてくれる効果や

 

疲れを癒してくれるリフレッシュ効果が期待できるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またちょっとした休憩でコーヒーを飲まれるかたも多いのではないでしょうか?

 

コーヒーも消化促進や強心、利尿などの作用があるとされ医薬品として用いられていました。

 

昔の医師はコーヒーの種子を煮出した黄褐色の汁を患者に飲ませていたそうです。

 

聞いただけで苦そうな感じがしますが

 

焙煎していないコーヒー液は、生くさくて渋みや雑味も多く

 

当時のコーヒーは嗜好品でなく、まったくの薬であったようです。

 

コーヒーは胃に効く薬だと記述した文献も残っているんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夏といったらやっぱりビール!!

 

ビールも胃薬や流行病の予防薬として、また手足の打撲の湿布薬として使われていたそうです。

また、女性は若さを維持するためにビールで洗顔していたとも言われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代では老若男女に愛されている嗜好品も歴史を振り返れば薬だったとは驚きですね。

 

薬として使われていただけあって、現代でも健康効果が期待できるものありますが

 

バランスのとれた食生活が大切ですので飲む量には注意です。

 

コーラ・コーヒー・ビールは体に悪いものと思われがちですが、

 

体にいい作用も少なからずあるんだという事を

 

今回の投稿で知って頂ければ幸いです。

 

長くなりましたが閲覧いただきありがとうございました。

カビ・ダニに負けない!

こんにちは。けごや薬局です 😀 

 

日本は梅雨から夏にかけて湿度が高くなってくるので、息苦しさを感じますよね。

今回は、高い湿度の時に要注意な「カビ・ダニ」についてお話させていただきます。

 

 

 

◆カビとダニは高い湿度を好む

 

カビ・・・湿度65%以上室温20℃~25℃

ダニ・・・湿度70%以上室温20℃~25℃

 

どちらも暖かくジメジメした環境を好むため、

湿度の高い時期になると、カビやダニが繁殖してきます。

しかも、室内のダニは、カビを好物としているため、
カビが繁殖している場所にはダニも発生しやすくなります。

 

 

 

◆カビ・ダニのアレルギー

カビやダニのフン・死骸を吸い込んだり、皮膚に触れたりすることで、
アレルギー症状を引き起こすことがあります。

 

アレルギーとは、外から入ってくる外敵(異物)から自分の体を守る免疫システムという仕組みが、

うまく働かず、あるいは過剰に働きすぎて、マイナスに作用してしまう現象です。

 

 

【ダニ、カビの主なアレルギー症状】

・ぜんそく

・皮膚炎、肌のかゆみ

・目のかゆみ・充血

・鼻炎

 

ダニが肌に触れることでかゆみを伴う皮膚炎や、

ダニのフンや死骸吸い込むことで発症するアレルギー性ぜんそくなどの疾患あります。

特に小児ぜんそくの場合は、80%以上がダニアレルギーが原因といわれています。

 

カビも胞子を吸い込むことで発症する気管支ぜんそくなどの疾患があり、

さらには重症化して肺炎を引き起こす可能性があります。

 

気になる症状があれば、重症化する前に早めに医療機関を受診しましょう!

 

 

◆カビ・ダニを増やさない部屋づくりのポイント

 

【バスルーム】
・使用後しばらくは換気する
・使用中も換気扇を付けると◎

・水滴をふき取る
・冷水を全体にかけて温度を下げる

・カビの餌になる石鹸カスの掃除
・発生したカビは早めに除去する

 

【キッチン】
・食材は新鮮なうちに使い切ること
・冷蔵庫の中は清潔に

・料理中は温度が上がるため、換気扇を使用する
・ゴミ箱はできるだけ空にして、定期的に洗う
・戸棚の中も換気する

 

 

【部屋】

・窓を開けて定期的に空気を入れ替える
・ホコリがたまりやすいカーペットは避ける。または定期的に掃除する

・ぬいぐるみ、布地のクッションは置かない。または定期的に洗濯する

・カーテンも定期的に洗濯する

・押し入れやクローゼットの扉を開けて、空気を入れ換える

・市販の除湿グッズ、ダニ除けシートも活用する

 

【エアコン】

・除湿機能を使って、湿度を下げる

・使用後は、しばらく送風機能を使ってエアコン内部を乾燥させる

(内部クリーン機能がある場合はそちらを使用する)
・定期的にエアコンのフィルター掃除をする

 

【寝室】

・窓を開けて換気をする

・布団やシーツは、定期的に洗う
・布団は広げて乾かしてから収納する
・晴れた日に布団を干して、掃除機で表面を吸い取る
・布団たたきは、布団の中のダニの死骸が表面に出てきてしまうので×

掃除や換気を心がけ、カビ・ダニに負けない快適な環境を作りましょう!