エンコー薬局より痛風注意報発令
投稿日:2016.08.22
昨日は暑さ指数33!運動原則禁止と環境省が発表していました。
我がエンコー薬局はマツダスタジアムの近くにある為、今日も「打倒ジャイアンツ」とスタジアムに押しよせる赤い軍団に応援を送ってます
野球観戦といえばあの可愛い売り子さんから受け取る「冷たいビール」と「から揚げ、焼きいか、串焼き」をほおばりながら、勝ちまくるカープの応援に気分も最高潮!やじだか声援だかわからない応援にも力が入ります。
しかし皆様、ビールやワイン等で水分補給し熱中症予防しようと思われている方が多い中、実はアルコールは利尿効果があり反対に脱水症を引き起こしてしまうのです。そしてビール、肉類からの濃縮したプリン体が体内に蓄積され、知らない間に尿酸値が上昇。痛風の黒い影が忍び寄っているのです。・・・
尿酸は、分子量が小さく、関節髄液膜の毛細血管壁を自由に透過できるため、血清と関節液はほぼ等しくなります。
そのため、高尿酸血症では関節液中に尿酸塩の結晶が形成され、大わらじの足が出来上がります。これがめっちゃ痛い痛風です。
通常は湿布薬、痛み止めの内服あるいはコルヒチンで痛みが治まるまで継続します。
急に尿酸値を下げることで痛みに刺激を与える為、痛みが治まったら尿酸値を下げる薬の内服を開始します。
ただし日ごろから尿酸値を下げる薬を内服されている方は、いつも通り服用を続けて下さい。
たかが、痛風と思われるかもしれませんが、これが腎結石、ひいては急性腎不全まで発展することもあるので侮れません。
尿酸=ビール、肉、レバー、まぐろ、ブロッコリーなどなど 思われがちですが、
実は毎日体内の細胞が生まれ変わるたびに尿酸が形成されています。
尿酸は「抗酸化作用」があり、がん細胞を毎日破壊してくれているのも尿酸なのです。
悪玉だけでなく、善玉の働きもあり、要はそのバランスが大切ということです。
また、痛風になりがちの方は60%肥満があり、肥満度が大きいほど尿酸値は高くなります。
予防をする為には野菜を多くとり、ビールだけでなく水をとりながら運動し、高カロリーな食事を控える。
標準体重を守ることが大切なのです。
少しお腹が気になり始めたお父さん、カープの選手だけに鞭打って頑張らせず、縦線が映える強靭な腹直筋を作りお腹の底からカープに大きな声援を届けようではありませんか!
そして来るカープの優勝を一緒にお祝いしましょう