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シップはどれも同じ…ではありません

こんにちは。けごや薬局です。
だんだん暖かくなり、春を感じる日が多くなってきましたね 😀

 

皆さんはお使いのシップでかぶれた経験はありますか?

今回は貼り薬の定番「シップ」についてお話させていただきます。

 

■パップ剤とテープ剤
湿布薬は主に昔ながらのプニプニ素材のパップ剤と、薄く伸縮性の高いテープ剤に分かれます。

【パップ剤】
水分が多く含まれているため、皮膚刺激が少ない
肌に優しい分、はがれやすい
患部を冷やし痛みを和らげる作用が期待できる

【テープ剤】
水分が含まれていないため、薄くて軽い
伸縮性・粘着性に優れている分、かぶれやすい
曲げ伸ばしの多い関節などでもぴったりフィットして、はがれにくい

 

■冷シップと温シップ
患部を冷やすタイプの冷シップと、血行を促進する働きのある温シップに分かれます。

【冷シップ】
主に、打撲や捻挫など、赤く腫れて熱をもつような急性症状に用いられることが多い

【温シップ】
慢性的な腰痛・肩こりのような症状に用いられることが多い
温感成分によりかぶれやすい特徴もある

 

■有効成分での違い
痛みを和らげてくれる有効成分にも違いがあり、シップも多数種類があります。
シップによって、かぶれやすさも違います。
もちろん個人差はありますが、モーラスよりは、ロキソプロフェンの方がかぶれにくいでしょう。

 

■かぶれを予防
傷口や湿疹・発疹のある皮膚には使用せず、決められた量と回数を守ることが大切です。
長時間貼りっぱなしにすると、汗でむれて痒くなることもあります。
汗をかいたら貼り替え、清潔な状態で貼るようにしましょう!

 

■入浴の時に痛みが・・・
シップをはがしてすぐ入浴したら、皮膚が刺激され痛みを感じる場合もあります。
入浴の1時間前にははがし、入浴後も30分くらい経過してから貼るようにしてください。

 

★光線過敏症に注意★
シップに配合されている成分によっては、紫外線と反応し、
貼った箇所に蕁麻疹やかゆみ、また水ぶくれなどの症状を起こしてしまうことがあります。
シップをはがした後も、日光に当たらないよう気をつけ
症状が出た場合は、速やかにお医者にかかりましょう!

貼る箇所や、かぶれやすさ、症状により、おすすめするシップも違ってきます。
かぶれやすいなど、困った症状があるときは、担当の医師または薬剤師に相談してください。