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ペットの癒し効果

近年の保健医療の大きな課題の一つに少子高齢化社会の進行にともなう高齢者の健康問題があります。

 高齢者が健康に生活を営むため、または予防医学のひとつとして、

ペットと暮らすことで受ける健康面での恩恵が注目されつつあるようです。

ペットが人に与える効果について、よく「癒し」という表現が用いられますが、

私たちは日々の生活の中でペットに心を癒され、

日々のストレスをやわらげているケースがあります。

では、具体的に、どのようなことがあるのでしょうか?

人の体の様々な機能は、神経系と内分泌系(ホルモンと呼ばれる)によって調節されています。

 

 神経系には人の意思により制御できる神経(運動神経や感覚神経と、

意思により制御できない自律神経系の2種類があります。

さらに自律神経系には相反する作用を持つ交感神経と副交感神経があり、

心臓を例に取ると、交感神経が働くと心拍数は増加し、副交感神経が働くと心拍数は低下します。

これら自律神経は全身の臓器に分布し、交感神経が働いている時は「猫が恐怖で緊張しているような状態」と例えられます。

逆に副交感神経が働いている時は「猫が縁側でゴロゴロのどを鳴らしながら寝ているリラックスした状態

のイメージです。

犬との散歩による自律神経の変化についての実験によると、単独の散歩と犬との散歩を比較すると、

副交感神経活性は犬との散歩の方がより高かく、また、3日間連続実施した犬との散歩では回を重ねるごとに、

副交感神経活性値は増加し、交感神経活性値は抑制されました。

副交感神経が増加し、交感神経が抑制したとゆうことは、リラックスしている状態が増えたことになり

精神的にいい状態であることになります。 

さらに、高齢者が日常生活を過ごす中で犬の訪問を2回実施した実験では、犬の訪問に一致し、

かつ訪問時のみに副交感神経活性値(リラックスした状態)が高いことが観察されました。

注目すべき点は、犬が訪問した普通の生活時(非運動時)と犬との散歩時(運動時)を比較すると、

犬と過ごす非運動時の方が、副交感神経活性値は高く(リラックスした状態)、交感神経活性値は低い(緊張状態)と言う結果がでました。

これらの結果から言えることは、犬の存在そのものが人の自律神経に

良い影響を与えると言う可能性をがあるとゆうことになります

 

実家のビーグル「なるちゃん」もいつもみんなを癒してくれてます。

なるちゃんはストレスが溜まっているかも?