つら~い便秘・・・どんなお薬がある?
投稿日:2019.04.16
こんにちは。けごや薬局です 😀
今年は、桜が咲いているところに雪が降る地域もありましたね!
朝晩はまだ肌寒く感じる日もありますが、
次第に春らしく過ごしやすい日が多くなって欲しいです。
さて、今回は『便秘薬』についてお話させていただきます。
便秘とは・・・
3日以上排便がない状態、
または毎日排便があっても残便感がある状態のことです。
●効き目を実感しやすい薬
センナリド・プルゼニド・ピコスルファート・アローゼン等々
これらは、腸を刺激してぜんどう運動を引き起こし、
便を排出するお薬です。
【デメリット】
・お腹が痛くなる
・効き目が現れるタイミングが分かりにくいことがある
(個人差はありますが、通常8時間程度で効果が出てきます。)
・妊娠中は、原則飲めない
・使い続けることで、習慣化してしまうリスクがある
※効果が現れるのに8~10時間かかります。
そのため、起床後に便意が起こるように、寝る前に飲むのが一般的です。
※尿の色が赤~橙色に変色することがありますが、これは薬の色なので、心配いりません。
●お腹が痛くなりにくい薬
マグミット・酸化マグネシウム等々
これらは、腸に水分を集める事で便を柔らかくし、
排出しやすくする、クセになりにくいお薬です。
【デメリット】
・効き目が出るまでに時間がかかることがある
・心臓や腎臓に持病のある人は、服用に注意が必要
※水分を集め便を柔らかくするため、多めの水で飲むと良いでしょう。
※長期使用時に、嘔吐・徐脈・筋力低下や傾眠などの症状が現れた場合、
服用を中止し、直ちに受診してください。
高マグネシウム血症の疑いがあるためです!
■便秘にならないために・・・
お薬を飲めば出るからと言って、頼りきりになるのは、
おすすめできません。
日頃から、食事や運動などの便秘対策を行い、
自力での排便を心がけましょう!
朝食は便意を促すきっかけとなります。
朝食後は胃腸の働きも活発になるため、いちばん排便が促される時間帯とされています。
規則正しい日常生活を送り、毎日時間を決めてトイレにいくよう習慣化してみましょう。
「どうしても、出ない時に適したお薬を使う」
という意識が大切です!