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乾燥肌には・・・保湿剤!

こんにちは。けごや薬局です。
大型の非常に強い台風19号、被害を受けられた皆さまには、心からお見舞い申し上げます。

台風通過後は気温もぐんと下がるようで、少しずつ肌寒さを感じる秋になってきましたね。

秋冬は、肌の水分と油分のバランスが崩れ、肌が乾燥しやすくなる季節です。
室外では空気中の水分が少ない冷たい風が吹き、
室内でも暖房やお湯を使うことが増えるので、肌の水分がどんどん失われてしまいます。

体のあちこちがカサカサしたり、痒くなるといった経験をしたこのある方も多いのではないでしょうか。
これは、肌の乾燥によるものが多く、適した対策を行うことで、痒みを軽減することができます。

 

スキンケアの基本3点・・・[清潔] [紫外線対策] [保湿ケア]

中でも、特に保湿剤の使用が効果的です!

 

【保湿ケアのポイント】
保湿剤の使用目的は、角質層の水分を保持し、皮膚のバリア機能を高めることです!
[保湿ケア]のポイントは、入浴後の皮膚が潤っている状態で保湿をするということです。
入浴後5分以内を目安にして下さい。

 

 

また、入浴後ではない時は、化粧水や水などを吹きかけた後に、保湿剤を塗ると効果的です!
保湿剤としては、油性成分配合で低刺激のものを選びましょう。

 

【保湿剤の種類】
保湿剤は、大きく分類すると・・・

[ヘパリン系]・[尿素系]・[ワセリン系]の3種に分けられます

◎ヘパリン系保湿剤
特徴:保湿効果が高く、伸びもよく使いやすい。
欠点:多少のにおいがある。
症状:肌荒れがひどい方。水仕事で手が荒れがちな方。(かさつきタイプ)
薬品名:ヘパリン類似物質油性クリーム・ビーソフテンクリーム・ヒルドイドソフト軟膏など

 

◎尿素系保湿剤
特徴:古い角質を除去し、皮膚を柔らかくする。保湿効果が高く、ベタつきが少ない。
欠点:傷をしている部分に塗ると刺激がある。
症状:角化症(皮膚が異常に厚く、堅くなる症状)に最適。ひじ・ひざ・かかと・手のひら・足の裏など
薬品名:ウリモックス・パスタロン・ケラチナミン・ウレパールなど

 

◎ワセリン系保湿剤
特徴:低刺激で保湿外用薬の基本。皮膚には浸透せず表面を保護し、水分蒸発を防ぐ。肌に炎症がある状態でも使用が可能。
欠点:ベタつきが気になること。
症状:水仕事で手が荒れがちな方(ささくれ・あかぎれなどの肌荒れタイプ)。角化症にも適している。
薬品名:白色ワセリン・プロペトなど

 

 

☆睡眠不足や生活習慣の乱れも肌トラブルの原因になります。
バランスの良い食事を心がけ、生活リズムを整えることも意識するようにしましょう!