お薬代の節約術
投稿日:2019.12.08
皆様こんにちは。
くれ本通薬局です。
今、政府は医療改革として75歳以上の後期高齢者の窓口負担を
現在の1割負担から2割負担へ引き上げることを検討しています。
具体的には、
現在2割負担の70歳から74歳の方が75歳になっても
そのまま2割負担を維持するといったもの。
もしくは、75歳以上の方全員が2割負担になるといった案が議論されています。
現在、後期高齢者の方、今後後期高齢者を迎える方、全ての方に関わる問題です。
では、皆様は病気やけがをしてしまったらどうしますか?
医療費が倍になるからといって病院へ行かないですか?お薬をもらわないですか?
そういうわけにはいかないですよね。
やはり体は大事で病気やけがはすぐにでも治したいですよね。
そこで今回は少しでもお薬代を抑える方法をお伝えします。
ズバリ
「ジェネリック医薬品」です。
すでにご存じの方は多いと思いますがジェネリック医薬品については
以前ブログでご紹介しているこちらをご覧ください。
簡単にいうと
新薬(先発医薬品)と同じ有効成分で
価格が安くなったお薬です。
では具体的にどのくらい差が出てくるのか計算してみます。
くれ本通薬局にあるお薬で
先発医薬品 30日分
1錠156円、1日3回を30日飲んだとします。
156円×3回×30日=14,040円
この3割負担で4,212円かかります。
ジェネリック医薬品 30日分
1錠66円、1日3回を30日飲んだとします。
66円×3回×30日=5,940円
この3割負担で1,782円となります。
4,212円ー1,782円=2,430円
いかがでしょうか?
一例ではありますが
1つのお薬で1カ月2,430円もお薬代が安くなります。
国もジェネリック医薬品の使用を推奨しています。
日本でのジェネリック医薬品のシェアは約75%ですが
アメリカでのジェネリック医薬品のシェアは92%となっています。
日本でもジェネリック医薬品の普及率はかなり上がってきましたが
まだまだ、使われていない方も多くいます。
もちろん、ジェネリック医薬品のないお薬やジェネリック医薬品が合わない
といった方もいるかもしれません。
まずは医師、薬剤師に相談して自分に合うお薬を見つけ、医療費負担を削減していきましょう。
また、病気やけがをしないように普段から予防にも取り組んでいきましょう。
もし病気やけがをしてしまっても、高額療養費制度、自立支援医療制度、
重度心身障害者医療費支給制度など他にも国や市町村から様々な支援があります。
各市町村役場に確認し、これらをうまく活用しより良い生活を送りましょう。