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手作りマスクの無料配布

こんにちは。
くれ本通薬局です。
 
広島も先週から梅雨入りし、不安定な天気が多くなる季節になりました。
晴れの日は夏のように蒸し暑く雨の日は冷たい風が吹いて寒くなることもあるため体調管理に注意が必要です。
新型コロナウイルスの流行でマスクの着用や手洗い・うがいなどの対策に神経を使われていると思いますが、
これからの時期、体調不良で感染のリスクが上がることにも注意してください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、今回の新型コロナウイルスの発生により全世界でマスク不足がおこりました。
何処にいってもマスクが売ってなく、ドラッグストアではマスクを買うための長蛇の列ができたり、
ネットでは高額販売が起こりました。
 
この大変な状況の中、自分に何ができるか、何か人の役には立てないか・・・
『自分は裁縫が趣味』
それに気付き、手作りの布マスクを作り始めました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

マスクを作り始めたのは3月末。

このころは既に全国でサージカルマスクが品薄で手に入らないとういう状況でした。
買えないなら作ろうと思い始めた人も多く、手芸店には人が殺到していました。
 
初めは自分や家族用に作りましたが、慣れてたくさん作れるようになると
「もしかしたら患者様に喜んでもらえるのでは?」と思い、
薬局で無料配布を始めました。
必要としてくれる方がいる限り作り続けていこう。今もそう思っています。
 
 
こちらが実物で、現在も薬局で配布しているマスクです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
使っている素材
Wガーゼ、不織布(1作目)
リント布(2作目)
シーチング生地(3作目)
ノーズワイヤー・・・テディベア用保持材やラッピング時に使用するカラーワイヤー
白ごむ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実際に作って使用した感想
Wガーゼ・・・通気性がよく肌に優しいが品薄状態で手に入りにくい
リント布・・・1枚で充分な厚みはあるが、毛羽立ちが気になる
シーチング生地・・・通気性がよく見た目がキレイだが洗濯ジワが気になる
 
布マスクの使用注意点
着用した際に肌に刺激があるようであれば、中にガーゼを挟むことをお勧めします。
 
洗濯の手順
1、洗面器に水と洗剤を入れた中に10分間浸す
2、優しく押し洗いをする
3、しっかりすすぐ
4、マスクの水気を切って形を整えて干す
5、必要であればアイロンをかける
※汚れが気になる場合は洗剤で洗った後、さらに塩素系漂白剤で洗います。
その際は必ずゴム手袋をつけてください。
 
実際に何人もの患者様にマスクをお渡ししましたが、皆様本当に喜んでいただいて
嬉しく思いました。
現在はマスクも充足し始めていますが、
まだ薬局でもお配りしているので必要な方は是非お越しください。
 
日本の新型コロナウイルスによる感染者数は一番多かった4月下旬から5月上旬に比べて
約10分の1程度になり、以前より外出規制が緩和されて人との接触が戻りつつあります。
 
第2波、第3波が予想される中で、個人ができる対策、マスクの着用、うがい・手洗いを
継続していくことが大切ではないでしょうか。