ブログ

アイデアが生まれる場所

 こんにちは、NORTH HAND GROUP・システム開発部の高です。

 簡単な自己紹介ですが、私は今年の3月にNORTH HAND GROUPに入社し、エンジニアとしてシステム開発を担当しております。

 今後ともよろしくお願い致します 🙂 

 さて、私はスキマ時間や寝る前によく、本を読みます。

 

 今日は私が好きな著者の一人である精神科医・樺沢紫苑氏の『学びを結果に変えるアウトプット大全(サンクチュアリ出版)』からお仕事やプライベートでも役立つ情報をご紹介したいと思います。

 

アイデアをパッと生み出す方法

 みなさんは、日々、お仕事やプライベートで何らかの課題・問題が発生することがあると思います。

 顧客とのやり取り・職場の人間関係・部下の育成・会議でのプレゼン、親の介護・育児のことなど。

 そんな時、色々考えを巡らしても、なかなか「いいアイデアが浮かばない」と悩んだことはありませんか?

 さらに期限のあるタスクの場合だと、焦ってきますよね?

 

 今日ご紹介する方法を取れば、色んな事に対して、アイデアが生まれやすくなります。

 

ぼーっとする・リラックスする

 結論を言うと考えるのを一旦やめて、ぼーっとしましょう。

 なぜ、これがいいのでしょうか?

 

 『NHKスペシャル 「シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク」 “脳”すごいぞ! ひらめきと記憶の正体』(2018年2月4日放送分)では、お笑い芸人の又吉直樹さんの脳の動きをMRI(画像診断装置)で調べました。

 その結果、判明したのが、「何かがひらめいた」時「ぼーっとしている」時脳の状態がほぼ一緒だったのです。

 この「ぼーっとしている」時は、ワシントン大学のマーカス・レイクル教授が提唱した「デフォルトモード・ネットワーク(DMN)」が活発に稼働しています。

 これは、一言で言うと、「脳のスタンバイ状態」で通常の脳の活動時より、15倍ものエネルギーが消費されているとされています。このスタンバイ状態の時に人は、イメージや記憶を辿りながら「これからをより良いものにしていくための準備」をしていくのです。

 

 つまり、脳は活動している時よりも、ぼーっとしている時の方が重要だと言えます。

 そして、何かいいアイデアを生み出したい時は、しっかりと「ぼーっとする・リラックスする」時間を作る必要があるのです。

 

 それでは、実際、人はどのようなシーン・場所でいいアイデアが生まれやすいのでしょうか?

 

創造性の4B

 スウェーデン式アイデアブック(フレドリック・へレーン著/ダイヤモンド社)によると

 Bathroom(入浴・お手洗い)

 Bus(バス・移動中・通勤中)

 Bed(睡眠前・睡眠中・起床時)

 Bar(飲酒)

 の4つのシーンにおいてアイデアが生まれやすいとされています。

 場所で言うと、「風呂場・トイレ」、「バス・車・電車など乗り物」、「寝室」、「バー・自分の部屋」の中になります。

 

 私自身も考えが行き詰った時は

 ◎シャワーを浴びている時

 ◎外を散歩している時

 ◎お手洗い

 など、一人でリラックスしている時に、新しいアイデアや文章の構成などがひらめいたりします。

 

 こちらの創造性の4Bを自分の実体験から補足すると、

 ◎通勤・移動時は周囲に人がいる公共の乗り物ではなく、一人で車を運転している時

 ◎お酒を飲んでいる時は複数人での飲み会ではなく、一人でゆっくりお酒を飲んでいる時

 など一人でいる状況、つまり「ぼっち」であることも鍵と言えます。

 

 中国では古くから、馬上(馬の上・通勤時)・枕上(枕の上)・厠上(トイレ)の三上にてアイデアが生まれやすいと言われていますが、近年、その裏付けが取れた形となりましたね☺

 

 いかがでしたでしょうか?

 みなさんも、普段色んなことで悩むことが多いと思います。

 一生懸命、何か知恵を振り絞って、打開策を考えようと、何時間もプランを考えることもあると思います。

 それでも、

 考えがまとまらない

 アイデアが生まれない時…

 

 そんな時は是非、先程ご紹介した4Bの中で、ぼーっとしましょう。

 世紀のアイデアが生まれるかもしれません。 😎 

 

 それでは、また!