薬はどこで買いますか?
投稿日:2021.05.14
こんにちは!
エンコー薬局です。
全国的に新型コロナウイルスの感染者数が急増していますね… 😥
まだまだ辛抱しないといけない状況ですが、
ワクチン接種で収束することを期待しています!!!
さて、みなさんは薬を買いに行く時、どこへ買いに行きますか?
『薬局』でしょうか、『ドラッグストア』でしょうか、『薬店』でしょうか。
この3つの違いってご存じでしょうか?
そこで今回は『薬局』と『ドラッグストア』と『薬店』の違いについてご紹介します。
結論から言いますと・・・
医者から処方された薬を調剤できるかどうかが違います。
ではそれぞれの違いについてもう少し詳しくご紹介させて頂きます。
◎薬局・・・医者から処方された薬を調剤する為の場所
多くの方が『薬局』と呼んでいますが、医者が診療に基づいて患者様に出す処方箋に従って調剤することから
正式名称は『保険薬局』と言います。
そして、薬局では調剤室で調剤したお薬について薬剤師から詳しい説明を聞くことができます。
薬局では患者様ごとに飲み合わせや重複投与、副作用もチェックしてもらえるので安心ですね。
※俗に市販薬と呼ばれる一般医薬品や日用品はあまり種類がない場合が多いかもしれません。
◎薬店・・・医者から処方された薬を調剤できず、一般医薬品や日用品だけを売っている
薬局としての許可はもらっていないので「〇〇薬局」と名乗ることはできず、
「〇〇薬店」や「○○ドラッグ」という名前を出していることが多いです。
そして、調剤は行わないので薬剤師がいる必要もありません。
薬についての詳しい説明を受けたい方は、薬局またはドラッグストア(調剤可店舗)をおススメします。
ちなみに一般医薬品は処方箋がなくても販売することができますが、
第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品の3つに分類されます。
◆第一類医薬品・・・高い薬効と副作用のリスクがあり、注意深く使用される医薬品
例)鎮痛薬『ロキソニンS』、胃酸を減らす『ガスター10』など
◆第二類医薬品・・・薬効も副作用のリスクも中程度の医薬品
例)抗アレルギー薬『アレジオン20』や『アレグラFX』など
◆第三類医薬品・・・作用も穏やかで副作用のリスクも低い医薬品
例)ビタミンB1誘導体『アリナミンA』、口内炎薬『チョコラBBプラス』など
◎ドラッグストア・・・医者から処方された薬を調剤できる店舗とできない店舗がある
調剤できる店舗においては、日用品や一般医薬品まで売っている場合があります。
もともとドラッグストアは『薬店』と似た形式の店舗でしたが、
最近では院外に処方箋を出す病院が増加してきたため、
日用品や一般医薬品も売り、調剤もできるドラッグストアが増えてきていますね。
調剤ができるドラッグストアはもちろん薬剤師がいて薬の相談もすることができます。
そして、日用品に関してドラッグストアのメリットと言えば
品揃えが豊富、価格が安いということで多くの方が利用されているのではないでしょうか。
みなさん、違いはご理解頂けましたでしょうか。
ぜひお薬をもらう際の参考にしてみて下さい。