お酒と健康
投稿日:2021.11.05
こんにちは
エンコー薬局です(^o^)
朝晩、肌寒い季節になってきました。
とは言っても、日中は暖かい日もあるので
寒暖差で風邪ひかないように気をつけてくださいね。
早いもので今年もあと2ヶ月!!で終わっちゃいます😢
今までならこれから忘年会などで仕事仲間や友人と大盛り上がりの時期ですが、
残念ながら昨年同様、飲み方に配慮をしなければなりません。
少人数やリモート飲みなどをうまく活用しましょう!
もちろん、飲み過ぎは健康に大きな影響を与えるので注意してくださいね。
そこで、今回は正しい飲酒の仕方を知って頂く為に
『お酒と健康の関わり』についてご紹介したい思います。
お酒を飲む方にとっては仕事終わりのお酒は格別だという方も多いと思います。
私も同感です!!!(笑)(缶ビール1杯程度は飲酒しています)
ただ、飲み過ぎてしまうと身体に蓄積して健康障害を引きおこす怖いものでもあります。
お酒との上手な付き合い方を一緒に考えていきましょう。
~ お酒のメリット・デメリット ~
☆お酒による良い効果
お酒は適量であれば、人間関係の円滑化に加え、血行促進、ストレス発散、
動脈硬化を予防するHDLコレステロールの増加などの医学的効用がある
☆お酒が引き起こす健康障害
■肝障害
アルコールの代謝を担っている肝臓は、「沈黙の臓器」とも言われ、症状が出たときは
すでに重症になっていることが多いので要注意!!
アルコール性肝障害で最初になるのが脂肪肝です。その後の多量飲酒でアルコール性肝炎、
肝臓機能を果たせなくなる肝硬変になることもあります。
多量飲酒で上昇するy-GTPが上昇したら禁酒してください!
■がん
お酒をよく飲む人には口腔がん、咽頭・喉頭がん、食道がん、肝臓がん、乳がんなどが
発症しやすくなり、喫煙が加わるとがん発症リスクが高まります。
出典 「コホート研究(JPHC研究)喫煙習慣別にみた飲酒とがんの発症率ー男(時々飲むを1としたときのハザード比)
■中枢神経系の障害
多量飲酒は脳に障害を及ぼし、時には脳の萎縮を促進させます。
長期の多量飲酒になるとアルコール性認知症の危険も・・・。
しかし、断酒とリハビリで回復が望めるので諦めたらダメですよ!
☆アルコール依存症とは
飲酒をする量、場所、時間などを自らコントロールすることができなくなる状態
どんな兆候があるの?
●休日の朝酒
●2日酔いの迎え酒
●1日中、延々と飲み続ける
●飲まないと禁断症状(頭痛、手の震えなど)がでる
●お酒のことで、友人や家族の仲がうまくいかなくなったことがある
~ 健康的な飲み方 ~
☆日本酒換算で1日1合程度、多くても2合までにとどめましょう
適量の飲酒なら大丈夫というのは、健康障害を引き起こしていない方のみです。
例えば、すでに肝臓病になっている方や肝機能が低下している方、
高血圧の方は飲酒を極力控えなくてはいけません。
☆休肝日をもうけましょう
実は、私も健康診断の結果を見て昨年から休肝日を設けるようになりました。
休肝日を設けるだけでお腹の脂肪を減らすことが出来ましたし、
身体の為にも本当にオススメですので一度お試しあれ!!!
ちなみに肝臓がアルコールを処理するスピードは個人差がありますが、
平均すると1合あたり約3時間と言われています。
つまり・・・
1合飲むと ⇒ 3時間身体に残る
3合飲むと ⇒ 9時間身体に残る というわけです。
夜遅く深酒してしまうと酒気帯び運転も気をつけないといけないですね。
~ 日本酒一合換算ってどのくらい? ~
~ こんな工夫が必要 ~
☆飲酒量を減らすための工夫
●マイペースでゆっくり飲む(人に無理やり勧めない)
●食べながら飲む
●はしご酒は控える
●家のお酒の買い置きはしない
●まわりの人に節酒していることを公言する
●休肝日をもうける(飲まない曜日を決める、飲みに行った翌日は飲まないなど)
●自分からは誘わない(飲む機会をどうしても飲まないといけない時だけに絞る)
~ お酒と上手に付き合おう ~
お酒は上手に付き合うことができれば、「酒は百薬の長」と言われるように、
疲労回復やストレス解消に役立ちます。
しかし、飲めない人が飲んだ方がいいというものでもないし、
飲まなければ飲まないほど肝臓をいたわることができます。
健康を守るために適正飲酒をこころがけましょう