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日本の未来とジェネリック医薬品

こんにちは OK堂薬局です 😀 

 

みなさんはジェネリック医薬品に対してどんな印象をお持ちですか?

ここ数年CMでも流れているため、聞きなじみのある存在になりつつあるのではないでしょうか 😉 

 

そもそもジェネリック医薬品(後発医薬品)とは何なのか

まず先発医薬品とは、長い月日と膨大な金額をかけて新しい成分の有効性、安全性を研究、確認し

厚生労働省の許可を得て販売製造される新薬であり、

その先発医薬品の特許が切れ、厚生労働省の認可を得て製造販売される、

先発医薬品と同じ有効成分を含む医薬品のことをジェネリック医薬品と呼びます

ジェネリック医薬品は先発医薬品よりも研究費を抑えることができるため薬の値段が安く設定されています

なので、

先発医薬品は高いぶん成分や添加物の品質が良い、

後発医薬品は安いぶん品質が劣るということは絶対にありません

 

また、ジェネリック医薬品の中にはオーソライズドジェネリック(AG)という種類ものがあります

 

オーソライズドジェネリック(AG)とは
先発医薬品のメーカーから許諾を得て、原薬、添加物および製法が新薬と同一のため、

ほぼ先発医薬品と同じものといえるジェネリック医薬品です

ただし、当薬局でも積極的にAGを採用していますが、

すべての薬にAGが存在するわけではないので注意してください

 

それでも患者様の中には「理解はできたけど、なんとなくジェネリックは嫌だ…」

と思われてしまう方はいらっしゃいます… 😥 

 

そこで一度皆さんに考えていただきたいのはジェネリック医薬品に変更することのメリットです

自己負担額が減ることはもちろんですが、なによりも国の医療費を削減することが重要になります

医療費は病院や薬局の窓口で支払う自己負担額の他に、

「税金」と国民保険組合・健康保険組合等の「保険料」によって大幅にまかなわれています

日本では医療費が年々増え続け、2017年度には43兆円を超えました
そのうち薬剤費は2割以上にもなり、2025年度には医療費が54兆円にもなると予測されています

このまま医療費がふくらみ続けると、国民健康保険制度が維持できなくなってしまう可能性もあります

そこで、増え続ける医療費を節減する施策の1つとして、

2020年9月までにジェネリック医薬品の普及率を80%とする目標が政府より出されています

80%まで普及すると、国の医療費が年間約1.6兆円も抑えられるといわれています

日本の未来のためにもいま一度ジェネリック医薬品に変更する意味を一緒に考えていただきたいと思います 😆