食中毒に要注意
投稿日:2018.09.11
こんにちは。けごや薬局です。
秋は食、行楽、スポーツなど楽しみの多い季節ですね!
今回はそんな秋に意外と発生件数の多い『食中毒』についてお話させていただきます。
夏のイメージが強い食中毒ですが・・・
・夏バテで体力が落ち、免疫力が低下
・気温の変化で体調を崩しやすい
・行楽シーズンのため野外での食事が増える
【細菌性食中毒】
・食品の中で、増殖した食中毒菌や、それらが作り出した毒素を食べることで起きます
・食中毒菌が増えていても、食品の味やにおいは変化しません!
・主な症状は、腹痛・下痢・吐き気・嘔吐・発熱・頭痛など
・人から人へ直接移ることは基本的にはありません
≪食中毒予防の3原則≫
①細菌をつけない(清潔・洗浄)
食中毒を起こす細菌は、魚や肉、野菜などの食材についていることがあります。
この食中毒菌が手・指や調理器具などを介して他の食品につき、食中毒を引き起こす原因となります。
手・指や器具類の洗浄・消毒すること!
食品を区別して保管したり、用途によって、調理器具を使い分けるなど、工夫が大切です。
②細菌を増やさない(迅速・冷却)
食品に食中毒菌が付いてしまっても、食中毒をおこすまでの菌量に増えなければ、食中毒にはなりません!
食品についた菌は、時間の経過ともに増えるので、調理は迅速にし、調理後は早く食べることが大切です。
また、細菌は、通常10℃以下では増えにくくなるので、室温に長時間放置せず、冷蔵庫で保管する必要があります。
③細菌をやっつける(加熱・殺菌)
食中毒を起こす細菌は熱に弱く、食品に細菌が付いていても加熱すれば死んでしまいます。
加熱はもっとも効果的な殺菌方法ですが、
加熱が不十分であれば、食中毒菌が生き残り、食中毒が発生するので、注意が必要です。
また、使用した調理器具は、洗浄後、熱湯や塩素剤などでの消毒が効果的です。
きちんと予防して、安全に秋の味覚を堪能しましょう~♪