立ちくらみ?めまい?・・・貧血かな
投稿日:2020.10.05
こんにちは。けごや薬局です。
最近、涼しくて過ごしやすい気温になってきましたね 😀
日が沈んで暗くなる時間も早くなってきて、秋を感じます。
さて今回は、クラクラと立ちくらみや眩暈が起こる『貧血』について、
少しお話しさせていただきます。
貧血とは・・・?
血液を構成する成分の赤血球や、ヘモグロビンの量が減少した状態が『貧血』です。
■貧血の症状
・立ちくらみ
・めまい
・疲れやすくなる
・息切れ
・動悸
・頭痛、頭が重い
・顔色不良
・爪の異常(割れやすい・扁平(へんぺい)になる・反り返る)
など様々な症状が起こることがあります。
■鉄欠乏性貧血
貧血にも種類がありますが、最も頻度が高い貧血が鉄欠乏性貧血です。
体内の鉄が不足して起こる貧血です。
■貧血の検査
貧血の検査には、血液中の赤血球の数や
ヘモグロビンの量を調べるものが一般的です。
■貧血の予防と治療
鉄欠乏性貧血の治療は、鉄の補給です。鉄分を多く含む食品だけでなく、
ヘモグロビンを作るたんぱく質や造血を促進する食品、
そして、鉄の吸収を促進する食品をとることが大切です。
ただし、貧血の症状を重くなると、これだけでは、鉄分を補うことができません。
ですので、同時に鉄剤で鉄分を補給することが必要となります。
■食生活の改善
食品に含まれる鉄分には、“ヘム鉄”と“非ヘム鉄”があります。
ヘム鉄の方が、腸での吸収が多いので、“ヘム鉄”を十分摂るように心がけましょう。
◎ヘム鉄の多い食品◎
うなぎ・煮干し・いわし・レバー・あゆ・かつお…など
★ワンポイント★
鉄分は、コーヒーやお茶に含まれるタンニンや、
芋などに多く含まれる食物繊維によって、吸収が阻害されやすくなります。
鉄分補給を心がけた食事をとる時に、お茶やコーヒーのがぶ飲みは避けましょう。
偏りの無い、バランスの良い食事をとって
適度な運動を心がけ、貧血を予防しましょう。
貧血を早めに見つけるためにも、最低年1回の健康診断をおすすめします。